不動産仲介業者を起業するためのステップ

不動産仲介業を開業するためには資格が必要です。

サラリーマンをしていた人が不動産仲介業として起業する場合、まず免許を取得しなければなりません。免許がなければ営業することが出来ないため、不動産仲介業をスタートしたい人は宅建免許を取得しましょう。この免許は、取得するのに時間を要するため、起業前に取得がお勧めです。この免許は、正式には宅地建物取引士と呼ぶもので、宅地建物取引法に基づき定められている国家資格です。一般的に不動産仲介業を行う時、売買契約や賃借契約を結び取引が行われますが、この契約の中では重要事項の説明が行われることになります。この重要事項の説明は、宅地建物取引士の資格を持たなければ行うことが出来ません。
尚、宅地建物取引士の資格を取得するためには、通信教育を利用するなどの方法があるので、起業を考えている段階で取得をする、取得後に会社を退職して不動産仲介業をスタートすることが出来ます。

個人事業よりも法人事業の方が有利です。

免許を取得した後は、いよいよ不動産仲介業をスタートする準備を始めることになります。個人で経営を行う方法もありますし、法人事業で行う方法もあります。いずれの場合も、事務所を構えて営業を行うことになりますが、株式会社などの法人の方がお客さんからの信頼を得やすくなるなどからも、会社を立ち上げて法人格で検討すると良いでしょう。会社を作る時には、定款を定めてから公証役場で定款認証を行います。定款は会社の基本的なルールを記したもので、会社の憲法とも言います。会社法の勉強も必要ですが、設立代行業者にお願いすれば、特別な知識を持たない場合でも、設立登記を行うことは可能です。
但し、会社設立を行う時、不動産仲介業は宅地建物取引士の資格が必須です。資格を持つ事で申請手続きが出来るなどからも、最初に免許を取ることはとても重要なことなのです。

起業にはお金が必要です。

免許を取得した、会社を立ち上げて法人事業を開始した、これらはいずれも無料で行うことが出来るわけではありませんので、起業するためには開業資金が必要不可欠です。また、会社を登記するためには資本金が必要ですし、不動産仲介業のために必要な事務所を構えるなど、様々なお金が必要です。不動産仲介業を開始して当面の間は資金で運営を行うなどの考え方でスタートしなければ、運転資金が回らなくなるので注意が必要です。ちなみに、資本金は会社の規模を現すもので、口座に振り込みを行って通帳に記帳を行えば引き出して自由に利用出来ます。資金が足りない時などのためにも、ある程度の資本金額で設立をするようにしましょう。

事務所を選ぶ時には商圏分析が必要です。

不動産仲介業を行う上で重要な一つに事務所選びがあります。駅前などの人通りが多い場所に事務所を構えるのが良いのですが、資金的に駅前は無理と言う場合には、商圏分析を行って競合する不動産仲介業者が少ない場所に事務所を借りると良いでしょう。部屋を探す人の多くは、駅前などにある不動産会社に入って希望を伝える、部屋を借りるケースが多いかと思われますが、最近はインターネットを使って物件探しをする人も多くなっているので、駅前に事務所がなければならないわけではありません。そのため、不動産仲介業で起業を行う時にはホームページを早めに立ち上げるなどの準備も大切です。

不動産仲介業を開業する際に注意すべきお金のポイントについて。

不動産仲介業で起業を考える時には、お金が必要不可欠です。事務所を借りる時、会社の設立登記を行う時、免許を取得する時など様々な部分で資金が必要になります。また、不動産業を行う時には営業保証金を納める必要があるため、こうしたお金も用意しておかなければなりません。営業保証金は本店だけの場合でも1000万円が必要です。但し、保証協会に入会を行った場合は、入会金の20万円および保証金の60万円を支払い加入することになるため、1000万円の営業保証金の免除を受けることが出来ます。
ちなみに、保証金はトラブルが発生した際に、支払うお金を預けておくもので、保証協会に入る時の保証金60万円は、加入を行った事務所がそれぞれ支払い、トラブルが生じた時に一時的に立替を行う目的の資金です。他にも、宅権協会への加入が必須です。宅権協会に加入を行うと、レインズと呼ぶ全国の不動産情報を交換するシステムを使えるようになります。レインズが使えると、他の不動産業者とほぼ同一の物件を取り扱えるようになるなどのメリットを持ちます。